2022 年 10 月のニューヨーク・マンハッタンオフィスビル「50 ハドソンヤード」をはじめ、米国各都市で複数の開発事業に取り組み事業拡大を図っている三井不動産株式会社では、米国子会社「Mitsui Fudosan America, Inc.(三井不動産アメリカ、代表者:John Kessler)」を通じ、マサチューセッツ州ボストン市での「イノベーションスクエア PhaseIII(仮称)」に参画すると発表した。

 本事業はラボ&オフィスの集積が進んでいる「シーポートエリア」に位置し、近年はエリア周辺での開発が徐々に進展しており、ボストン最大のライフサイエンスクラスターである「イーストケンブリッジ」に次ぐ新たな職住遊近接の街として注目されている。

 今回の参画は、2019年に事業参画した「イノベーションスクエア PhaseII」(マサチューセッツ州ボストン市)(2023年売却済み)、2021年「トーリービュー」(カリフォルニア州サンディエゴ市)、「ミッションロック PhaseI」(カリフォルニア州サンフランシスコ市)に次ぐ4件目のラボ&オフィス事業となり、2026年に竣工予定となる。 三井不動産による米国市場ラボ&オフィス全体での累計投資額は、約2,300億円(1ドル=154円)規模、開発案件数は4件となる。

すでに、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、ラテンアメリカ、中東に海外拠点を有し、ボストン市に本社を置く世界有数の製薬会社Vertex Pharmaceuticals社(以下、Vertex社)への一棟貸しも決定している。

 三井不動産では、今後も経済・人口ともに成長著しいサンベルトエリアに新たな拠点を設立し、さらなる事業機会の獲得を目指していくとしている。

物件名称 (仮称)イノベーションスクエア PhaseⅢ
所在地 20, 22 Drydock Avenue, Boston, MA 02210
建物規模 地下 2 階付地上 7 階建
敷地面積 約 85,900sf(約 7,980 ㎡)
延床面積 約 409,500sf(約 38,000 ㎡)
賃貸面積 約 352,700sf(約 32,700 ㎡)
用途 ラボ&オフィス・店舗・公共貢献施設
スケジュール
2024 年 着工
2026 年 竣工(予定)

    By Leap JP

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