アメリカで創業した植物工場企業オイシイファーム
2017年に古賀大貴CEOがニュージャージー州カーニーで創業した植物工場企業である「Oishii Farm Corporation（以下、オイシイファーム）」は、2025年までに首都圏に研究開発拠点「オープンイノベーションセンター」を開設する予定。この施設を通じ、NTT、みずほ銀行、荏原製作所などの日本企業と連携し、植物工場のターンキーソリューション化を目指す。
オイシイファームは、完全閉鎖型施設を活用することで、高級イチゴの量産化を世界で初めて実現。植物工場の「儲かるビジネスモデル」を確立し注目を集めている。同社は、2024年にニューヨーク近郊に世界最大級の植物工場を稼働させて以来、生産能力を約20倍に拡大している。
今回の日本進出は、日本が「農業」と「工業」の分野で世界トップレベルの技術と研究者を抱えており、植物工場技術開発に最適な地と判断したため。古賀CEOは、空調やロボット、水回りシステムなど、日本企業の先端技術との連携を通じ、イノベーションを加速させたいと語っている。
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