ADP Research Institute Surveyの情報を基に筆者が作成ADP Research Institute Surveyの情報を基に筆者が作成

ADP Research Instituteが18ヶ国にある35,000社を対象に行った調査によると、業務にAIを導入している企業は2023年9月には3.7%だったものが、2024年2月には5.4%に増えていた。2024年4月には4.2%に下がったものの、アメリカのCensus Bureauは今秋には6.6%まで増えると予想した。

また、AIが仕事に及ぼす影響に関しては、次の通りとなっている。

1. 時間が節約される

・回答者の25%が、AIが日常的に時間を節約するのに役立つと考えている
・また、AIの効率向上能力に対して、楽観的な見方が示している。

2. 部分的なサポートを受けれる

・最も多い28%の回答者が、AIが特定のタスクで時折助けになるとみている。
・つまり、AIが完全に仕事を置き換えるのではなく、補完するものであると予想している。

3. 役割が置き換えられる

・労働者の32%が、AIが自分の既存の役割の一部または大部分を置き換えると予想している。
・一方で、AIがより多様なタスクを引き受ける事に対して、職務の移行やスキル適応の必要性に対して懸念を持っていると考えられる。

4. 影響なし/分からない

・8%の人々は、AIが自分の仕事に影響を与えないと考えている。
・これは自動化の影響を受けにくい職務であるか、AIの潜在能力に対する理解が欠如しているための回答の可能性がある。
・7%の人々は、AIについて十分な知識がなく判断できないと回答している。
・これはAI技術やその影響に対する認識や教育のギャップがある事を浮き彫りにしているとも考えられる。

文章:Kimihiro Ogusu, SHRM-SCP, 中央大学 非常勤講師 (SolutionPort, Inc.)

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