米航空会社ユナイテッド航空がイーロンマスク氏率いるスペースXとの提携により、同社衛星通信システム「スターリンク（Starlink）」を活用した機内Wi-Fiサービスを2025年より提供する。運行するすべての航空機に導入を予定しており、2025年初頭にテストを開始し、来年後半には最初の機体への搭載予定。今後数年間でユナイテッド航空の1000機を超える全機体に搭載される。
スターリンクの低軌道衛星は信頼性も高く、かつ高速のインターネット提供を実現する。従来の携帯電話やWi-Fi信号では難しかった海上やその他遠隔地での接続も地上と同じ感覚で利用可能となる。これにより、ソーシャルメディアはもちろん、ライブTV、ストリーミング、ショッピング、ゲームなど、機内での快適性を一気に向上させる。
ユナイテッド航空CEOのスコット・カービー氏は、「地上でできることはすべて、まもなくユナイテッドの機内で、高度 35,000 フィートで世界中のほぼどこでもできるようになります。この接続により、すべての座席でさらに優れた機内エンターテイメント体験が可能になり、より多くのコンテンツがよりパーソナライズされます。ユナイテッドのイノベーションの文化は、今回もお客様に大きな成果をもたらしています」と話す。