Delta One Lounge-JFK-Brasserie Entrance(写真:https://news.delta.com)

 デルタ航空は、2024年6月25日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(以下、JFK)ターミナル4に、デルタ航空内最大かつ最上級クラの空港ラウンジ「Delta One® Lounge(デルタ・ワン ラウンジ)」を開設した。

 デルタ・ワン ラウンジは、JFKターミナル4のコンコースAとBの間にある保安検査場に隣接し、床面積は39,000平方メートル以上と他空港に設置する「Delta Sky Club®(デルタ スカイクラブ)」よりも広いスペースを用意している。デルタ・ワン ラウンジでは、レストラン、スパ、クリーニングサービスなど、さまざまなプレミアムサービスを提供することで、最上級キャビン「デルタ・ワン」搭乗者をフライト中だけでなく、その旅程を一貫して最上のものとする工夫を行なっている。

ニューヨークのエッセンスを散りばめたラウンジ

 デルタ・ワン ラウンジは、ニューヨーク市内にある観光名所からインスピレーションを受けたデザインを随所に取り入れ、ニューヨークへと降り立つ搭乗者たちを出迎えてくれる。

プレミアム・バーでは、アール・デコ調の照明を取り入れ、天井とフルーテッド・ガラスは、ラジオシティ・ミュージックホールを彷彿とさせる。ダイニングルームの吊り下げタイプの照明は、ブルックリン橋の形からインスピレーションを受け、また、マーケット&ベーカリーのコーナーでは、レトロなデリカテッセンのカウンターをイメージした白大理石のカウンターを使用、ダイニングエリアにある扇形の大理石モザイクタイルは、ニューヨークの有名ブラッセリーへのオマージュとなっている。フードカウンターの上のペニーラウンドの天井は、フィンランド生まれの建築家・家具デザイナーであるエーロ・サーリネンが設計したJFK空港ターミナルをイメージしている。

また、パートナーシップを組むイタリアのファッションブランド「Missoni(ミッソーニ)」のデザインが、機内だけにとどまらずラウンジにも反映され、同ブランドのシグネチャーであるジグザグ柄が、クッション、花瓶、本などに施されている。

プレミアムなおもてなしを満喫

ラウンジには140席のブラッセリーレストランがあり、ハマチのクルード、タルタルステーキ、ボロネーゼのラザニアなどを提供する他、マーケット&ベーカリーのコーナーにおいても、自由に料理を選ぶこともできる。

また、専用のウェルネスエリアでは、全身マッサージチェアや仮眠用の椅子、グロウン・アルケミスト認定セラピストによるトリートメントなどが受けられる9つのブースを設置(予約制)。隣接するセレニティ・ラウンジでは、身体の概日リズムに影響を与える光の色を模倣する特殊なランプ照明を取り入れた、フライト先の時差に身体を慣らす工夫が凝らされており、フライト前の時間を静かに過ごすのに最適なようにデザインされている。加えて、開閉式の屋根を備えた屋外テラスからは、離着陸を待つ飛行場を一望することもでき、バランス良くアレンジされた植物に囲まれ、ゆったりと楽しむこともできる。

他にも、タオル、バスローブ、スリッパ、グロウン・アルケミストのスキンケア製品を備えたシャワールームを8室用意し、個室内のクローゼットに入れた洋服や靴は、シャワーを浴びている間にスチームをかけ、靴を磨いてくれる。 仕事のために設けられた8室の防音ブースでは、2台目のモニター貸し出しも受け付けている。

デルタ・ワン ラウンジは、2024年後半にロサンゼルス国際空港ボストン・ローガン国際空港にもオープンする予定。

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