宮崎牛の魅力を丁寧に説明する、宮崎県の食肉加工会社(株)ミヤチク関連レストランの谷口シェフ

 2024年1月22日、ニューヨーク州ヒルバーンにある「マウントフジ・ジャパニーズステーキハウス」で、宮崎県特産品をプロモーションするためのイベントが開催された。イベントにはニューヨークの人気レストランオーナーやシェフなどが招待され、A5ランクの宮崎牛の他、県の特産物を紹介。また、今回のイベント会場にもなったマウントフジ・ジャパニーズステーキハウスが宮崎牛の指定レストランとして正式に認定されたことにより、その認証授与式が行われた。

宮崎牛取扱店として正式認定されたマウントフジ・ステーキハウスの多田社長(左から2人目)
写真左から河野俊嗣県知事、マウントフジの多田貴将社長、JA宮崎経済連の平島善範副会長、株式会社ミヤチクの有馬慎吾社長

 極上の肉質ときめ細やかなサシが特徴の宮崎牛は、5年に一度開催され「和牛オリンピック」と称される全国和牛能力共進会において、4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞した、日本を代表するブランド和牛のひとつ。「宮崎牛」として認定されるには、宮崎県内で生産肥育された黒毛和種であり、(公社)日本食肉格付協会の定める格付基準において肉質等級が4等級以上、また、県内種雄牛もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつものという厳格な基準をクリアする必要がある。

 宮崎県からイベントに駆けつけた河野俊嗣県知事は、宮崎牛が世界各国の美食家たちに愛され、その輸出額が年々増え続けていると説明。この潮流をさらに拡大させていくためにも、宮崎県では米国の食品安全基準を満たすための衛生管理、開発技術設備を備えた食肉処理場の新設など、各関連機関との協力体制を強化しながら輸出拡大のための活動を続けていくという。また、宮崎県の特産物である焼酎やウナギ、地鶏、キャビアなどについても輸出拡大の可能性は大きく、最適な方法を探りながら様々なアプローチに取り組んでいく。

 イベントは、関連者の挨拶や宮崎牛の説明などが行われた後、宮崎県の食肉加工会社(株)ミヤチク関連のレストランの谷口シェフによるカットデモが催され、宮崎牛の効率的なカット方法や美味しい食べ方などが紹介された。また、調理の仕方やテンダライザーの活用、商品化の工夫により歩留率を高めていくことで、原価率をコントロールし売上に反映させていけると説明し、「この美しいサシを生み出すために、丹精込めて宮崎牛を育ててきた生産者の方々に敬意を表し、できる限り余すことなく上手に肉を捌いてもらいたいと思っています。アメリカでは、様々なフュージョン料理が発達していますが、宮崎牛で遊びならが理解し、さらに面白い料理へと進化させ、その可能性を開いていって欲しいです」と話を括った。

Mt. Fuji Japanese Steakhouse
296 Old Route 17, Hillburn, NY 10931
845-357-4270
https://www.mtfujirestaurants.com

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